心の目で見る
先程テレビをつけると、 視覚障害の方たちの授業風景が映し出されていました。
いろいろ考えさせられると同時に、感心もさせられました。
その教室は、視覚特別支援学校にあり、中学1年生12人ほどのクラスです。
その時は生物教室で、それぞれ与えられた動物の頭蓋骨を手にして、指でなぞりながら何の動物の頭蓋骨かを当てるという授業でした。3、4週間ほどのカリキュラムでした
この授業の主旨は、言葉だけでどんな形状かを皆に伝えるとともに、心を拓く授業です。
見ていると、伝える難しさ、もどかしさを感じながらも、何とか言葉を探し出しています。臼歯の噛み合わせや、肉食か草食か、目や鼻の位置はどこかなど、考察力も身につけられ、手にした骨を心に映し出せているのではないかと思います。
自発的に答えを導く
よく考えられてるなー、と感心する事しきりです。
このようなことと比例して、彼らは他人の心の動きには、視覚障害がある分とても敏感です。
裏を返せば、心を磨く機会でもあるのではないかと思いました。
一括りでは片づけることはできませんが、つい、彼らの未来に期待をしてしまう自分でした。