むつかの心道

心を見つめ小さな気づきを綴ります

天使の誘い

 

私が天使の存在を感じ始めたのは、今から15,6年ほど前です。

 

当時はまた別の、人生の厳しい時期でした。正確に言えば、どん底を抜けつつある時期でした。10年間ほど、トンネルの中にいるような感覚でした。

私は家族や家を守るため、必死で動きました。先の見えない状況で、できることすべてに手を尽くし、エネルギーを使い果たした状態でした。何をする気も楽しむ気持ちもなく、抜け殻のようでした。

「何のために私は生まれたんだろう」

という疑問さえ持ちました。

 

そんな中、ある日仕事上で知り合った人から、ある女性を紹介されました。

その女性と知り合ってから、もともと精神世界の中に身を置くことが好きな私でしたから、生きる意味をたずねたりもしながら、自分自身の向上を目指すようになりました

(宗教とはまったく無関係です)が、なかなか腑に落ちる答えが得られず、また行き止まりです。

 

そんな時、なぜか天使についての本が読みたくなり、何冊かを購入し、全て読みました。が、記憶に残ったのはほんの少しで、あとは忘れてしまいました。

 

そうする内にある時から、キラキラと光る小さな光の粒?のようなものが二つ、目じりに現れるようになりました。暗いところの方がより鮮明に分かります。

「うわぁ~、きれい~」

と口にしてしまうほど、感動的な美しさでした。そうやって、時々その光の粒は現れてくれました。が、その時の私はさほど疑問にも思わなかったのです。

 

後年、天使の本を読み返す機会があり

「天使は時々、目じりに光となって現れることがあります」

と書いてあり、心底驚きました。それも二人もいたことにびっくりです。

のちのち、私はそれを確認することになりますが、それについては、また別の機会に綴りたいと思います。

 

また別の話として

私がつらい思いをしている時期でした。

仕事の昼休み時間に、ビルの屋上のベンチに腰掛けて、空を見上げていました。鳥が大空を悠々と飛んでいるのをボーッと眺めながら、目を閉じ心を休めました。再び目を開けると

「あれ?なんだこれ?」

空が一瞬何かに覆われたような、目に幕が張ったかのような、感じに見えました。それでもまた何事もなかったかのように、視線を落とし地面に目をやると、先ほどまでなかった「鳥の羽根」が一本落ちていました。

???と思いましたが、にもかかわらず、私はそのままボーッと座り続けました。

 

後に天使の本を読み返すと

天使は、その人が辛い思いをしている時、痛いほど気持ちがわかるそうです。そんな時は、その人を応援するため、勇気づけるため、そばにいることを告げるため

 「羽根」を見せることもあるそうです。

それが脳の錯覚を利用して見せられたものなのか、現実のものなのかは分かりません。

 

ただ私には、天使の存在を感じられたできごととして、記憶に残っています。

 

しかし、現実のつらいできごとは、それで緩和されるものではありません。自分で乗り切るしかないのです。乗り越えるべき試練なのでしょう。そんな時こそ誰かが支えてくれると、後に感謝の思いでいっぱいになります。

 

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