むつかの心道

心を見つめ小さな気づきを綴ります

ソウルメイトについて

 

私には何人かのソウルメイトがいます。

 

そのうちの一人が別れた夫です。もちろん、最初からソウルメイトだと分かって結婚したわけではありません。今になって思えば、巡り合わされたような出会いだったのだと思います。本当のことを言えば、あまり思い出したくはないのですが、書くことも一つの修行だと思い、書くに至りました。

 

私と別れた夫・A(とします)との出会いから話します。

 

私には二つ違いの姉がいます。姉は四年制の大学を、私は短期大学を出たのですが、そうなると二人同時に卒業で、就職になります。その時の就活の話です。

 

姉は一生懸命就活に励んでいたのですが、私はまるで遠い先のような、就職なんて人ごとのような感覚でした。

姉は就職先の候補を二つに絞り、履歴書を送りました。そのうちの一つが第一志望で、先に決まってしまったのです。すると第二志望のところを履歴書を送ってしまったので、どうするかという話になり、代わりに私に「行け」と言うのです。変な話です。

 

普通だったら「嫌だ」と断ると思うのですが、私はなんのこだわりもなかったので、なぜか履歴書を送り、そこでの就職が決まってしまったのです。まるで操り人形です。

 

その企業に入社し、私の机の向かい側に座っていたのがソウルメイトのAでした。

もしも私が姉の話に乗らずに、姉が第二志望のこの企業に入社していれば、Aと私は会うことはなかったのです。不思議なことですが、なるべくしてなった、ような感じです。

 

ほどなく、私とAは結婚するのですが、幸せな結婚ではありませんでした。二十数年後には別れることになります。

 

ソウルメイトなのに別れるの?と思われる方もいるのではないかと思います。

 

これはお互いに、そう決めて生まれてきたためです。それぞれが何かを学び、気づきを得るための出会いです。気づきがあれば別れなかったかも知れません。が、それぞれの次の段階へ進むための別れでもあります。これで良かったと思っています。

 

私とAは過去世では、大親友であったことが何度かあったようです。

今世は不仲の人生です。ソウルメイトであることが分かった時、ショックを受けました。しかも、魂の故郷が同じなのです。

この肉体を脱ぎ捨てて、同じ魂の故郷に帰ることができれば

 

「いやぁ~、ご苦労さんやったね~。お互い何とか生き切ったね、ありがとね~」

 

とねぎらうことがお互いにできればいいのですが…。

 

f:id:mutuka:20200625011015j:plain


 

 


スピリチュアルランキング 


哲学・思想ランキング