むつかの心道

心を見つめ小さな気づきを綴ります

諸行無常?

 

今年はセミの鳴き声をよく耳にしています。

朝から夜通し鳴いています。クレームを言いたいぐらいですが、最近夜の鳴き声があまり聞こえません。

 

息も絶え絶えのセミをよく見かけますが、コンクリートの上に仰向けになっているのを哀れに思い、木の上に戻そうとすると渾身の力を振り絞って逃げていきます。

「逃げなくったっていいじゃない~、もうこちらの心知らずなんだから~」

とブツブツ心の中で言います。

 

セミは地上に出てきてから、1週間から一カ月ほど生きるそうです。その間に思いっきり鳴いてメスを呼び寄せ、子孫を残し短い天寿をまっとうさせるわけですね。

 

木の幹に産みつけられた卵は、翌年の梅雨時に孵化し、その後3年から長くて17年ほど地下生活を送るそうです。長すぎますね。

満を持しての地上デビューとなるわけですが、セミとして輝けるのはわずか一週間ほどなので、なんと儚い命でしょうか。

 

そんなことを思うと、昼夜鳴くことぐらいいいじゃない、と自分に言い聞かせている私です、がいったい何匹いるの?いつまで続くの?うぇ~ん、勘弁してよ~😭

 

と器量のない私です。そんな時は「心頭滅却心頭滅却

 

いや無理です、ならば

 

諸行無常諸行無常

 

うん、これならいけそうです。

嫌なことや悪いことは、いつまでも続かない。その代わり、良いこともいつまでも続かない。この世は同じ状況がずっとここにとどまるものではない、巡り巡り、流れ流れて行くことを心に浸透させて、心静かに今を生きましょう。なんてね~😅

でもホントです(きっぱり!)

 

今日は、セミの鳴き声から思わず諸行無常にまで話が発展してしまいました。

生きづらい世の中を、少しでも楽に生きて行けることのヒントにでもなれば幸いです。

 

今日も読んでいただきありがとうございました。 

 

 

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